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看護・介護分野の人材育成や研究 エヌジェイアイなど3者、新会社設立

10/03 08:40

新会社を設立した(左から)村井CEO・CTO、熊谷社長、田中学長、橋本社長

 医療福祉機器販売などのエヌジェイアイ(福島県郡山市)と東京医科歯科大(現東京科学大、東京都)、綜合警備保障(ALSOK、同)の3者は、共同で看護・介護分野の研究開発や人材育成に取り組む新会社「科学的看護・介護研究機構」を設立した。設立発表は9月30日付。

 3者は2022年に包括連携協定を締結し、科学技術を活用した介護現場でのみとり支援システムの開発などを進めてきた。取り組みをさらに推進しようと共同出資し、新会社を設立した。

 新会社は、訪問看護事業に取り組み、同意を得た利用者に最先端の看護、介護サービスを提供して日々の体の状況や看護の内容を集積、分析する。研究機関や製品化を希望する企業との共同研究や受託研究につなげ、看護、介護サービスの高度化や人材育成を図る。

 同社は「一人一人の高齢者や家族に最適な看護・介護サービスを提供するとともに、新たなサービスの開発と人材育成を行い、高齢化社会での看護・介護分野の諸課題の解決に貢献する」としている。

 エヌジェイアイの橋本弘幸社長、同大の田中雄二郎学長、ALSOKの村井豪CEO・CTO(最高経営責任者・最高技術責任者)、科学的看護・介護研究機構の熊谷敬社長が2日までに、同大で新会社設立を発表した。

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