【8】苦い記憶を残した五輪 元バレーボール日本代表・大林素子

06/20 10:53

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選手は大きなプレッシャーの中で戦っている。2020年東京五輪は、選手の心の内を理解してもらう機会にしたい

 五輪には正直、苦い記憶しかない。  「東洋の魔女」たちが1964(昭和39)年の東京五輪で金メダルを手にした女子バレーボール。日本の「お家芸」といわれた。メダルを取るのが当たり前で、ロス五輪(84年)の銅メダルを「こんなメダルはいらない」と言い放つ先輩もいた。  私が初出場したソウル五輪(88年)でも、当然のように金メダルを期待された。五輪前の練習は激しかった。男子相手に猛練習して、そのまま体育...

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