下帯姿の人間の体に、獣や魚を模した顔や長い首。顔が二つある物もある。異形の妖怪立像の数々は「魔像三十六体」と呼ばれ、いわき市泉町にかつてあった威徳院に安置されていたという言い伝えがある ▼所蔵している三次もののけミュージアム(広島県三次市)によると、どんな信仰の対象だったかは不明だが、威徳院が廃寺となった後は地元の人々が大切に受け継いできたという。大きさは20~30センチで、不気味だがどこかかわ...
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