【4】神宿る島にルーツある 会津本郷焼宗像窯8代当主・宗像利浩

09/19 15:00

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広瀬神社の総代の人たちと宗像大社を参拝した私(前列右から2人目)。この地に立つと今がある自分のルーツを感じ、先祖への感謝の念が確認できる

 この春、福岡県の宗像大社に参拝した。 「神宿る島」として世界文化遺産になった信仰の地を訪ね、いにしえからの縁に改めて感謝の気持ちを抱いた。 宗像窯のルーツはこの宗像大社にある。 宗像家の開祖は、布教のため奈良時代に会津本郷に移り住んだ宗像大社の神官。千年ほどの間、祭事を専業としたが、1719(享保4)年、その傍ら焼き物作りを始め、生活の糧とした。それが宗像窯の始まりだ。その100年後に焼き物専業...

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