政府と東京電力は福島第1原発の廃炉工程のうち、2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しについて、目標だった年内の着手を断念した。作業に使う装置「ロボットアーム」の改良が必要なため。開始時期を来年度後半に見直し、当初計画から約2年遅れる見通しだ。安全に作業するために対応を迫られた形だが、最難関とされるデブリ取り出しの困難さが改めて浮き彫りになった。 政府と東電は当初、事故から10年となる20...
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