「いわきの避難先も静かでいいところだけど、やっぱり双葉はいいね」。双葉町長塚一行政区長の木幡智清(80)は、復興のつち音を響かせて変わりゆく町の姿に、往時の古里の情景を重ね合わせた。 木幡の自宅は国道6号のすぐ東側にあった。帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)に入っており、昨年5月に解体され、今は更地となっている。 自宅跡の近くに、町内を東西に貫く1本の道路がある。子どものころ...
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