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いすみ鉄道脱線、安全委が調査 日常点検で車両異常は確認されず

10/04 17:38

 いすみ鉄道の脱線した車両を調べる運輸安全委員会の鉄道事故調査官=4日午後、千葉県いすみ市

 運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が4日午後、第三セクターいすみ鉄道の普通列車(2両編成)が脱線した千葉県いすみ市苅谷の現場で調査した。運転の見合わせが全区間で続いた。

 事故は同日午前8時10分ごろ、国吉駅から西に約500メートルの踏切近くで起きた。いすみ鉄道によると、営業運転を始める前の日常点検で車両に異常は確認されなかった。運転士は時速約40キロで運行中、異常音と揺れを感じたため緊急停車させた。1両目の後部と2両目全体が、進行方向の左側に脱線していた。

 乗客104人と乗員の運転士1人に、けがはなかった。同社は「乗客や関係者におわびする。速やかに復旧改善に努める」としている。

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