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KADOKAWA、個人の情報”不正”発信行為に「法的措置の準備を進めております」

07/10 10:54

  • エンタメ総合
KADOKAWA

 KADOKAWAは10日、他社の個人情報を不正に発信する行為について、法的措置の準備を進めていることを発表した。

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 同グループはランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受け、さらに攻撃を行ったとされる組織が公開した情報について、社内外の一部個人情報や契約書情報などが含まれていることも報告。SNS等でそれを拡散する行為に警告を呼び掛けていた。

 今回の発表ではその状況について「現在、株式会社KADOKAWA、株式会社ドワンゴ、学校法人角川ドワンゴ学園で構成される横断対策チームを組成し、上記についての対応を強化しております」とし、「既に、匿名掲示板やSNS上での巡回監視や皆様からの情報提供に基づき、運営者への申請を通じて、当該拡散行為に該当する複数の投稿内容の削除を確認しており、今後も継続してまいります」と報告。

 また「スパムメールなどの迷惑行為についても警察と連携して対処いたします。さらに、悪質性の高い情報拡散者に対しては、証拠保全の上、刑事告訴・刑事告発をはじめ法的措置の準備を進めております」と発表した。

 改めて「既報の通り、他者の個人情報を不正に発信する行為は、その行為自体が法的に罰せられる可能性があります」とし「さらに、そのような行為は情報漏洩の被害を拡大させ、多くの方々の生活や事業活動に重大な影響を及ぼすだけでなく、今後の類似犯罪の増加を招く恐れがあります」と説明。「また、漏洩情報の拡散行為以外にも、本事案の関係者への脅迫めいた書き込みも確認しております。これらの行為は絶対におやめください」と呼び掛けた。

 さらに「こうした不正行為に対して、引き続き断固とした姿勢で臨み、厳正な対応を行う所存です。本事案による角川ドワンゴ学園の在校生・卒業生・保護者の皆様、クリエイターの皆様、お取引先の皆様、関係者の皆様、当社従業員の二次被害を最小限に抑え、プライバシー保護のために全力を尽くしてまいります」とつづった。

 なお同グループは、自身の情報が公開されている場合の問い合わせ窓口を設置している。

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