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Snow Man岩本照、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』開幕前から打ち上げ楽しみに「他愛もないコミュニケーションを」

08/18 04:00

  • エンタメ総合
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』プレスコール・囲み取材会に出席したSnow Man・岩本照(C)ORICON NewS inc.

 Snow Manの岩本照、俳優の吉田栄作が17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムホールCでミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のプレスコール&取材会を行った。

【写真】舞台上で圧巻の演技を見せた岩本照

 2022年の初演に続き、主演する岩本は「小屋入りさせていただいて、まだ2日目なんですけど、いよいよ始まるんだという思いと、もう初日かという感覚があります。ただ、前回やらせていただいた時よりもけいこ日数はたっぷり取った。その積み上げてきたところはやっぱり自信になる。みんなでこう作り上げてきたものを、あとはお客さんに見せるだけだなと楽しい、ワクワクの方が強いなっていう印象です」と心境を明かした。前回はコロナ禍での舞台だった。「僕もコロナに罹った。皆さんに、ご迷惑を掛けた中での本番になった。今回は元気に過ごしてきている。そこもちょっとより進化した姿を見せられるところにもつながるんじゃないかな」と意気込んだ。

 吉田は「初演からのスタッフ、キャスト、再演からの参加したスタッフ、キャストと毎日、大切に積み上げてきた。あした、スタートする。この作品に関しては、大空に飛び立っていく瞬間ですかね。この瞬間は何度経験してもドキドキとワクワクが体の中に混在している。35公演ありますので、無事に楽しんで駆け抜けて行きたい」と力強く語った。

 コロナ禍で初演時はプライベートでのコミュニケーションを取りにくかったそう。「今回は栄作さんが主催してくださって、みんなでご飯行ったりする機会がありました。仕事場だけじゃない、他愛もないコミュニケーションだったり、趣味の話だったりの時間を率先して、栄作さんが打ち上げリーダーになって…」と話し、吉田は苦笑い。岩本は「(打ち上げリーダーは)僕が勝手に言ってるだけなんですけど(笑)。いろいろ計画してくださって。差し入れとかもいろいろ。健康面も含めて、楽しい時間も含めて、いろいろ計画してくださるアニキなので、そこは存分に思い切り甘えに行くというスタイルで」と明かし、すでに大阪の大千秋楽での打ち上げトークもしているそう。吉田は思わず「早いよ」とツッコミを入れて笑わせた。

 岩本は「一緒にいる期間、思い出だったり、『この日、こうだったよね』という、その瞬間を大切にしたいという人たちが集まってる感覚が僕としてはあるので。表、ステージ上に立っていない時ですら楽しい時間を過ごさせてもらってる印象です」と感謝。音頭を取る吉田は「前回、コロナ禍でのけいこ、本番でしたから。けいこは、ずっとみんなマスクしてやってたんで。本番まで、どういう顔してるのかわからなかった。今回は、少しでもできるような感じになりましたし」とコミュニケーションの重要性を説きつつも「まだコロナも完全になくなったわけではない。台風のシーズンでもあります。公演の最後まで、無事にたどり着けるように祈りながら演じたい」と年長者らしく兜の緒を締め直していた。

 会見には、仙名彩世、演出の上田一豪氏も参加した。

 本作は1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』をもとに製作された映画のミュージカル版。映画はスティーヴン・スピルバーグが監督し、主役の天才詐欺師をレオナルド・ディカプリオが演じ、彼を追うFBI捜査官をトム・ハンクスが演じるというハリウッドが誇る二大名優の競演が話題となった。

 ミュージカルは2009年7月にシアトルにて初演。その後2011年にブロードウェイに進出し、同年のトニー賞ではノーバート・レオ・バッツが主演男優賞を受賞、ミュージカル作品賞をはじめ計3部門にノミネートされるなど、高い評価を得ている。

 2022年夏に演出・上田一豪&主演・岩本で上演され、上田氏が描く華やかできらびやかながらも切なさの残る世界観と、キャストが紡ぐスタイリッシュなダンス・心に残る歌唱で話題に。初演に続き、主役の若くハンサムな天才詐欺師フランク・ジュニア役を岩本が演じる。天才詐欺師を追うFBI捜査官ハンラティ役は吉田が初演から続投、ヒロインのブレンダ役には新たに元宝塚歌劇団花組トップ娘役・仙名を迎えた。

 あす19日から9月8日まで同所で。その後、9月13日から17日まで大阪・オリックス劇場で上演される。

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