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昨年度の玩具市場規模が初の1兆円超え カードゲーム・トレーディングカードが異例の売り上げ

08/27 16:50

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『東京おもちゃショー2024』記者発表会の模様(C)ORICON NewS inc.

 日本玩具協会は27日、都内で行われた『東京おもちゃショー2024』記者発表会で「2023年度の玩具市場規模」を報告し、玩具市場規模が初めて1兆円を超えたことを発表した。

【写真】カード分野が好調!2023年度に伸びた商品分野一覧

 2023年度の日本国内における玩具市場規模は、前年度比107.1%と大きく伸び、上代価格(希望小売価格)ベースで1兆193億円と、過去最高を更新した。玩具の売り上げは、少子化が進む中でも2019年度以来、4年連続で伸びており、前年度に続いて過去最高となった。

 2023年度に玩具市場が初めて1兆円を超えた最大の要因は、前年より425億円売り上げを伸ばして、今や2774億円市場となったカードゲーム・トレーディングカードで、市場全体の27.2%を占めている。

 また、プラモデルとフィギュアが好調だったホビー市場も79億円拡大して1749億円市場となり、次いで金額で伸びが大きかったのはぬいぐるみで、67億円伸ばして391億円市場となった。

 カードゲーム、ホビー、ぬいぐるみのほか、ミニカー、ハイテク系トレンドトイなど、2023年度に伸びが顕著だったのは、いずれもキダルト層(キッズ+アダルト=子ども心を持った大人層)までをターゲットにした商品分野、あるいはインバウンド層にも人気の商品がそろった商品分野であることが特徴で、それが少子化の中でも玩具が成長産業になっている大きな要因であるとした。

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