伊達市は震災後の2011(平成23)年6月、東京電力福島第1原発の事故の影響で、市内の霊山町など一部が特定避難勧奨地点に指定された。7月にはガラスバッジ(積算線量計)による外部被ばく調査が始まった。
12年12月、基準の放射線量を下回ったとして特定避難勧奨地点が解除された。13年の12月には、原発事故の影響で生産を自粛していた「あんぽ柿」の出荷を3年ぶりに再開した。
16年6月には市合併10年を記念して市民憲章と市歌を制定。18年2月には任期満了に伴い仁志田昇司氏が市長を退任し、現在の須田博行氏が就任した。
3月には東北中央道「相馬福島道路」相馬玉野―霊山インターチェンジ(IC)間が開通した。また霊山ICそばには、市で初めてとなる道の駅「伊達の郷りょうぜん」がオープンした。
19年10月の東日本台風では、梁川町などで床上浸水などの被害が発生。今年1月に市合併から15年を迎えた。