身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー320キロカロリー、食塩相当量1.4グラム ※1人分の値
◆材料 <2人分>
・木綿豆腐.........2/3丁(200グラム)
・鶏ももひき肉.........80グラム
・ナス.........1本
・トマト.........大1個
・枝豆(さや付き).........80グラム
・長ネギ.........中1/2本
(または玉ネギ1/4個)
・万能ネギ.........少量
(A)
だし汁.........100CC
酒.........大さじ2
みりん.........大さじ1
みそ.........大さじ1
砂糖.........大さじ1
しょうゆ.........小さじ1
・ごま油.........少々
・炒め用サラダ油.........大さじ1
・水溶き片栗粉.........適量
◆作り方
(1)材料の下ごしらえをする。
・豆腐は2センチ角くらいに切り、さっとゆでてザルに上げる。
・ナスはラップに包んで電子レンジで1分30秒加熱し、乱切りにする。
・トマトはナスと同じくらいの大きさに切る。
・枝豆はゆでて豆をはじき出す。
・ネギはみじん切りに、万能ネギは小口に切る。
・(A)の調味料を混ぜ合わせておく。
(2)フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、ネギのみじん切りを炒める。
香りが出たら、ひき肉を入れてほぐしながら炒める。
(3)ひき肉の色が変わったら(A)を加え、煮立ったらアクを取り除いて、トマト、ナスを加える。
味を確かめ、薄めに溶いた水溶き片栗粉でとろみをつけて、枝豆を加える。
最後にごま油を少々、全体にふりかけて皿に盛り付け、万能ネギを散らす。
【ワンポイント】
夏の疲れがどっと出やすい頃です。この時期には質の良い睡眠に加えて体を労わる食事が大切です。早く体力を回復させる食事のポイントは、まず良質なたんぱく質とビタミン、ミネラルをしっかり摂ること。
「野菜たっぷり!和風・麻婆豆腐」は豆腐と鶏ひき肉を使うので、植物性と動物性のたんぱく質が同時に摂れ、夏野菜がたくさん入るのでビタミン、ミネラルがしっかり摂れます。優しいみそ風味で、しかも見た目もカラフルなので食欲があまりない時にも、すんなり食べられますよ。
プロフィール
Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。全国みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!
掲載誌情報
2021年9月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より