2024年の県内は、首長選が須賀川市など10市町村、議員選がいわき市など16市町村で予定されている。各選挙では震災と原発事故からの復興に加え、急激な人口減少対策や地域活性化への取り組みなどが争点となりそうだ。市町村長選といわき市議選の動向を展望した。
1期目の引地氏は態度明らかにせず
【国見町】任期満了は11月26日。現職の引地真氏(64)=1期=は現時点で立候補への態度を明らかにしていない。ほかに水面下で候補者擁立を探る動きがある。2020年の前回は新人4人による12年ぶりの選挙戦となり、引地氏が初当選した。
湯座氏進退示さず、候補擁立探る動き
【棚倉町】任期満了は9月7日。現職の湯座一平氏(62)=3期=は立候補への態度を明らかにしていない。ほかに水面下で立候補を模索する動きがある。2020年の前回は、湯座氏が無投票で3選を果たした。
宮田氏意思示さず、ほか擁立動向なし
【塙町】任期満了は7月14日。現職の宮田秀利氏(73)=2期=は態度を明らかにしておらず、動向が注目される。新人との一騎打ちだった前回は220票差の接戦だった。現時点では立候補への目立った動きはない。