よほど危機感があったのだろう。江戸時代に相馬地方を治めていた相馬中村藩が、ある年の5月、握り飯や水などを度を越した高い値段で売ってはならない旨のお触れを出した。監視役が見張っており、間違った考えを起こさないようにと、くぎを刺している ▼当時から相馬野馬追を楽しみにしている人は多かった。各地から訪れた見物客でにぎわうなか、年に一度の稼ぎ時とばかりに、こうした商売が横行していたようだ ▼今回も強い危...
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