任期満了に伴い7月14日告示、同21日投票で行われる須賀川市長選で、新人で元市議会副議長の安藤聡氏(53)は24日、同市で記者会見し、無所属で立候補することを正式に表明した。
安藤氏は「度重なる災害で、地元が疲弊している状況に危機感を感じている。幸せと豊かさを実感できるまちを目指したい」などと決意を語った。
安藤氏は同市出身。東京観光専門学校卒。2011年の市議選で初当選。3期12年務め、昨年の市議選には立候補しなかった。
市長選を巡っては、ほかに、新人で市議会議長の大寺正晃氏(62)が立候補する意思を示しており、6月にも正式に表明する。
選挙戦は08年以来、16年ぶりとなる公算が大きい。現職の橋本克也氏(61)=4期=は出馬せず、今期限りでの引退を表明している。
市長選に出馬意思を示している大寺氏が辞職し、告示の10日前までに選管に欠員が通知された場合は市長選と同日程で、市議補選(欠員1)も行われる見通し。