新菱(北九州)が郡山に新工場 半導体装置洗浄、26年10月稼働予定

11/13 07:40

 三菱ケミカルグループの新(しん)菱(りょう)(北九州市)は、郡山市の郡山西部第2工業団地に半導体製造装置などの部品洗浄を行う福島工場を新設する。2026年10月の稼働開始を予定している。同社が12日までに発表した。

 三菱ケミカル郡山製造所敷地内にある遊休工場を改修して福島工場とする。近年の半導体市場の拡大に伴い、部品洗浄の需要も高まっていることから、工場新設による能力拡大を決めた。新工場では、半導体製造装置メーカーから受注し、部品洗浄サービスを提供する。

 新設する福島工場に加え岩手工場も増強する計画で、10年後をめどに新規採用やグループ内での異動を含め105人程度人員を増やす考えという。岩手工場の機能増強分を含め総投資額は計約30億円を見込む。


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