会津若松市は来年5月7日に開庁予定の新庁舎に、人工知能(AI)を活用した職員の「アバター(分身)」が手続きなどを案内する「アバター接客AI」を導入する。市民サービスの向上や職員の事務負担の軽減を図る。市によると、役所への導入は県内の自治体で初めて。18日の市議会総務委員会協議会で報告した。
新庁舎入り口の総合案内にモニターを設け、来庁した市民が画面上の職員に見立てたアバターに声で質問すると、声や文字でアバターが回答する仕組み。マイナンバーをはじめとした各種手続きの方法を紹介したり、地図で担当課の場所を案内したりする。解決しない場合は近くの職員が対応する。
日本語のほか、英語、中国語、韓国語、タイ語に対応する。担当職員は「AIによる窓口業務を試験的に取り入れた形でもある。市民に活用してもらいたい」としている。