JR旅客6社は18日、お盆期間(8~17日)に新幹線と在来線特急などの主要線区を利用した人数が、前年比8%増の1317万9000人だったと発表した。大雨に伴う運休や遅れが発生した区間もあったが、長い休みの期間中、帰省や旅行での利用が分散し、堅調に推移したとしている。
JR東日本東北本部によると、東北新幹線(那須塩原―郡山)の利用者は127万3000人(前年比7%増)、山形新幹線(福島―米沢)は10万2000人(同10%減)だった。6月に発生した新型車両「E8系」の故障の影響により東北・山形新幹線で臨時列車の一部を運休したが、東北本部は「大きな輸送障害はなく、おおむね良好な運転状況だった」としている。
県内の主要駅の降車人数は郡山が18万5000人(前年比16%増)、福島が14万2300人(同16%増)だった。
このほか各社によると、新幹線は増便した東海道が前年比13%増で、お盆期間の1日平均の利用者数が過去最多となった。