郡山の強盗致傷、室内カメラに事件状況　被害者と男は面識なしか

　福島県郡山市西田町芹沢の９０代男性方に２３日夜、男が押し入り、現金約３万円を奪って逃走した強盗致傷事件で、室内に設置されたカメラに男が男性に殴りかかる様子が写っていたことが２５日、捜査関係者への取材で分かった。郡山北署が男の行方を追っている。

　捜査関係者によると、男と男性は顔見知りではないとみられる。男は男性に拳銃のようなものを突き付けた上、頭や顔を複数回殴ったという。男性はけがをしたが、命に別条はない。拳銃が発砲された形跡はなく、発見されていない。男性は１人暮らしだった。

　同署によると、逃げた男は４０～６０代で、身長１７０センチくらいの中肉。上下黒っぽい服装をしていた。

　事件を受け、現場に近い郡山市と三春町の小中学校計４校では２５日、警察官が児童、生徒の登下校の見守りや周辺のパトロールを行った。同市の小泉小では、同校の教職員が児童と一緒に登下校をした。警戒活動は当面の間続けるという。