郡山駅前受験生死亡事故、危険運転致死傷争う姿勢　赤信号無視否認へ

　福島県郡山市駅前１丁目の市道交差点で１月、大阪府の予備校生の女性＝当時（１９）＝を軽乗用車ではねて死亡させたなどとして、自動車運転処罰法違反（危険運転致死傷）と酒気帯び運転の罪で起訴された郡山市昭和１丁目、会社員の男（３５）が、起訴内容を争う方向であるとみられることが２６日、関係者への取材で分かった。

　関係者によると、起訴内容のうち、赤信号を故意に無視したとする部分などを否認するとみられ、危険運転致死傷罪の成立を争う方針であるという。公判では女性の母と親族が被害者参加制度を利用し、意見陳述する方向で調整されている。初公判は９月８日、地裁郡山支部で開かれる。裁判員裁判で審理される。