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石破首相が辞任表明、福島県関係野党議員の声

2025/09/08 08:25

 野党の福島県関係国会議員は、石破茂首相の辞任表明について「自民党の体質の問題だ」と、昨年の衆院選と7月の参院選の敗北の責任を理由の一つに挙げた決断に疑問符を付けた。

 立憲民主党県連代表の小熊慎司衆院議員(福島3区)は「政治不信の発端は旧安倍派の裏金問題で、石破氏は辞任せず政治改革を進める責任があった」と指摘。今後の首相指名選挙について「与党過半数割れの状況は変わらず、われわれもどう向き合うのか責任を自覚したい」と述べた。

 金子恵美衆院議員(立民、福島1区)は「党内抗争の末の判断だ。首相が代わることは国民生活を左右する政策にも大きく関わる」と強調。物価高の影響などが続く中で「国民は不安な生活を送っており、自民内部の問題で政治空白をつくってはならない」とくぎを刺した。

 斎藤裕喜衆院議員(同、比例東北)は「国政選挙の結果は石破氏だけが悪いのではなく、裏金や旧統一教会の問題に深く関与した自民そのものに国民は『ノー』を突き付けた」と分析。その上で「自民はこれまでの政治を総括するべきで、石破氏に責任に押し付けるのは論外だ」と突き放した。

 共産党の岩渕友参院議員(比例)は「物価高の影響が続く中、自民内は石破降ろしや誰を次の総裁にするのかに懸命で、なぜ過半数割れになったのか反省していない。新しい総裁が誰になろうとも、今の自民の政治では暮らしは守れない」と切り捨てた。

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