福島県警は12日、県内各地で8月に行った歩行者の反射材着用実態調査で、着用率が35.7%だったと発表した。1月に行った前回調査より4.6ポイント下がった。県警は「例年、日没が早まる秋から年末にかけて、特に高齢歩行者の交通死亡事故が増加する傾向がある」とし、反射材やライトの着用を呼びかけている。
調査は8月1~7日、県内各警察署や分庁舎ごとに設定された「反射材用品等着用推進モデル地区」内の商業施設など歩行者が多い場所で804人を対象に行われた。65歳以上の高齢者の着用率は38.2%で、65歳未満は31.3%だった。地域別では県南が45.1%で最も高く、いわきが27.4%で最も低かった。