東京電力は13日、柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で実施していた再稼働に向けた検査を、12日までに全て終えたと発表した。設備面での準備が整った。実際の再稼働には新潟県の花角英世知事の同意が必要で、東電は「時期は未定」としている。
東電によると、7号機は4月15日に原子炉への核燃料装填を開始し、同26日に完了。原子炉圧力容器や格納容器など主要機器の確認を6月1日までに終え、その後、原子炉建屋内の配管や弁の開閉状況などを確認していた。
燃料の核分裂を抑えている制御棒を引き抜けば原子炉が起動し、再稼働となる。引き抜きには原子力規制委員会の承認が必要だが、東電は規制委への申請時期は未定としている。