数々の斬新なテレビドラマを手がけた元NHKディレクターの佐々木昭一郎(ささき・しょういちろう)さんが14日午前1時50分、肺炎のため神奈川県大和市の病院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻恵理子(えりこ)さん。
立教大卒業後、1960年にNHK入局。演技の素人を起用したドラマ「マザー」(70年)がモンテカルロ・テレビ祭の最高賞を受賞した。
80年の「四季・ユートピアノ」など、ドキュメンタリーとフィクションがまじり合う演出と詩的な映像表現を特長とし、文化庁芸術祭大賞やイタリア賞など国内外の賞を多数受けた。