長崎県の大石賢吾知事は24日の県議会本会議で、22年の県知事選の際に県議から受け取った借入金に関し、寄付だったと政治資金収支報告書を月内に訂正すると明らかにした。大石氏は違法ではないと強調したが「外部監査から有権者、納税者の理解を得られないと指摘され、深く反省している」と述べた。自民党の田中愛国県議の質問に答えた。
大石氏の後援会の収支報告書などによると、同後援会は22年2月の知事選期間に、選対本部長を務めた県議の後援会から286万円を借り入れ。同年12月、約7万円の利息を付けて返済した。
大石氏は、貸借の契約書を取り交わし、違法性がないことを確認して了承したと答弁した。