岸田文雄首相は7月1日に石川県を訪問し、能登半島地震の被災地を視察する方向で調整に入った。被災地入りは2月24日以来、3回目。現地に新設される政府の復興支援拠点を訪れ、職員らを激励する意向だ。災害対応を強化し、被災地復興に積極的に取り組む姿勢を打ち出す狙いがある。複数の政府関係者が24日、明らかにした。
訪問するのは、常駐職員を100人規模に拡大した「能登創造的復興タスクフォース」。首相が21日の記者会見で、7月1日に発足させる方針を表明していた。輪島市や珠洲市など被害が大きかった6市町と連携し、家屋解体や水道の復旧に省庁横断で対応する体制を整備するのが主な目的だ。