東京都知事選の選挙ポスター掲示板で同一のポスターが多数掲示された問題を巡り、自民党の茂木敏充幹事長は25日の記者会見で、対策の検討は不可欠だとの認識を示した。掲示の権利が売買されていたとの指摘に関し「公選法が想定されていない問題が発生している」と強調した。
同時に、4月の衆院東京15区補欠選挙で選挙運動の妨害行為が多発したとの指摘があることにも触れ「公選法の見直しも含めて、対応策を検討していく必要がある」と述べた。
松本剛明総務相は会見で、一部候補者にクリアファイルを配って個別に増設を要請したことに言及。「公平性の問題が指摘されたことは、しっかり受け止めなければならない」と述べた。