自民党の上野賢一郎衆院議員(滋賀2区)が、自身が代表を務める政党支部に計1010万円を寄付し、所得税の一部控除を受けていたことが25日、上野氏の事務所への取材で分かった。事務所は、法律上は問題がないとした上で「道義的観点から今後は控除申請はしない」としている。
事務所によると、上野氏は2017、19、20年に自民党滋賀県第2選挙区支部に計6回寄付し、税控除の手続きをした。
租税特別措置法では、個人が政党や政党支部に寄付した場合、寄付額の約3割を控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれる。