盛岡市でマンション建設を進める「タカラレーベン」(東京)が、岩手県の「岩手山」が見える眺望をうたった物件のチラシに、誤って青森県の「岩木山」の写真を掲載した。岩手のシンボルとして愛される山を取り違えたことに盛岡市側は「あり得ない」と立腹。同社は25日、内舘茂市長に直接謝罪した。
チラシは今春着工した14階建てマンションのもので、遠くの岩手山と目前を流れる中津川の景観を売りにする内容だった。今月上旬から盛岡市内で各戸配布した。
同社によると、広告制作会社が撮影した岩手山の写真をCG加工する際、誤って岩木山のネット画像を参考にし、そのまま不注意で参考画像を無断転載したという。