自民党の茂木敏充幹事長は25日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度を巡り「国民の幅広い意見も踏まえて議論を進めたい」と述べ、党内の作業チームで検討を進める方針を示した。「女性活躍の大幅な進展とともに、ビジネスの現場などで課題が顕在化しているのは事実だ」と指摘した。
自民は2021年、選択的夫婦別姓を含む氏制度の在り方に関する作業チームを設置したが、休眠状態となっていた。茂木氏は「女性、若者をはじめ多様な人材の活躍は社会活力の源だ」とも語った。
松山政司参院幹事長は「今後慎重に検討されていくので見守りたい」とした。作業チームの座長には、逢沢一郎党紀委員長が就任する見通しも示した。