愛知県は25日、国の重要文化財に指定されている県庁本庁舎の屋根の銅板ふき替え工事を報道陣に公開した。老朽化に伴い2022年から工事をしており、26年1月に完成する予定。ふき替えられると、銅のさびによる緑青色から赤褐色になる。約30年たつと緑青色に戻るという。
今回公開された北屋根の工事は7月に終わり、9月ごろまでに囲いが外される。足場に上り、視察した大村秀章知事は「歴史の重みを感じる」と話した。
本庁舎は1938年に建設され、地上6階建て。戦時中の物資不足で銅板屋根を供出し、54年に復元された。