落語協会は26日に開かれた総会で、2014年から5期10年にわたり会長を務めた柳亭市馬さん(62)の後任として、柳家さん喬さん(75)を選出した。任期は2年。
さん喬さんは東京都出身。1967年、五代目柳家小さんさんに入門。81年に真打ちに昇進した。柔らかな物腰と語り口で、古典落語の登場人物を生き生きと描き、人気を集める。弟子に柳家喬太郎さん(60)ら。
さん喬さんは「上下の壁を砕き、後世のために何を残せるかを考え、互いに手を携えていくことが大事。少しでも力になれればと思います」とのコメントを発表した。