パリ五輪代表選考会を兼ねる陸上の日本選手権開幕前日の26日、有力選手が新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで記者会見に臨んだ。既に女子5000m代表に決まり、1500mと800mも合わせた3種目に出場する田中希実は「ハードスケジュールの中で攻めていく、世界大会の感じを体験できる。駆け抜ける4日間にしたい」と決意を口にした。
五輪の参加標準記録を突破した上で、今大会で優勝すれば代表入りが決定。男子400m障害で既に標準記録に到達済みの豊田兼は、110m障害との2種目に挑む。父の母国で行われる五輪代表入りへ「日本選手権で弾みをつけて、五輪につながるレースがしたい」と意気込んだ。