国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の改革に向けた議論を進める日本スポーツ協会は12日、都内で加盟団体説明会を開き、競技団体と各都道府県スポーツ協会からは都道府県対抗方式の維持を求める意見が相次いだ。
埼玉県スポ協は、自治体予算から選手強化費を確保するために各都道府県が競う方式は不可欠だとし「予算がなくなると日本スポーツ界の底上げはできない」と強調した。
かつては総合優勝を目指す開催県による極端な投資や居住実態のない選手の登録など弊害もあり、都道府県対抗方式の見直しを求める声もあった。
日本スポ協は大会の在り方を抜本的に見直しており、本年度中に方向性を取りまとめる。