くい打ち試験、7月上旬実施 辺野古埋め立て護岸造成

06/26 18:33

 米軍普天間飛行場移設に向けた工事が進む沖縄県名護市辺野古沖の大浦湾=6日

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省が7月上旬にも、大浦湾側の現場海域でくい打ち作業の試験を行うことが26日、政府関係者への取材で分かった。防衛省は8月1日以降に本格工事に着手する方針で、新たな護岸造成に向け、作業船を使って手順を確認する。

 辺野古の工事は、埋め立て海域を囲む形でコンクリート製の護岸を整備し、その内側に土砂を投入していく。政府関係者によると、7月上旬に予定される試験は、この護岸を造るためのもの。

 県と沖縄防衛局は2月以降、環境保全などについて協議を続けてきたが、今月18日、防衛局は本格工事の開始を通告した。

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