米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省が7月上旬にも、大浦湾側の現場海域でくい打ち作業の試験を行うことが26日、政府関係者への取材で分かった。防衛省は8月1日以降に本格工事に着手する方針で、新たな護岸造成に向け、作業船を使って手順を確認する。
辺野古の工事は、埋め立て海域を囲む形でコンクリート製の護岸を整備し、その内側に土砂を投入していく。政府関係者によると、7月上旬に予定される試験は、この護岸を造るためのもの。
県と沖縄防衛局は2月以降、環境保全などについて協議を続けてきたが、今月18日、防衛局は本格工事の開始を通告した。