26日午前11時ごろ、富士山の山梨県側登山道「吉田ルート」の8合目付近を登っていた前橋市富士見町、プロクライマー倉上慶大さん(38)が体調不良のため意識を失った。約25分後、登山道の調査のために入山していた県警富士吉田署員らに救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。心疾患による病死とみられる。
署によると、倉上さんは午前6時ごろ、友人と2人で麓から登山を開始した。倉上さんはアウトドア用品大手「パタゴニア」でアンバサダーを務めていた。
本人のものとみられるウェブサイトによると、高校では山岳部に所属。新潟大進学後にボルダリングを始め、その後クライマーとして活動を広げた。