【キーウ共同】ウクライナのシンクタンク「ラズムコフ・センター」は26日、政治や社会情勢に関する世論調査結果を発表した。ゼレンスキー大統領を「信頼する」との回答が53・8%となり、1月の調査から15・2ポイント下がった。ロシアによる侵攻が長期化する中、ゼレンスキー氏への国民の信頼は低下傾向にある。
世論調査ではゼレンスキー氏を「完全に信頼している」が18%、「どちらかと言えば信頼している」が35・8%。国家が「正しい方向に進んでいる」とした回答は32・9%で、「間違った方向に進んでいる」としたのは47・4%だった。軍への信頼は90%となり、高い水準を維持している。
調査は6月6~12日、ロシアに併合された地域を除くウクライナ各地の約2千人を対象に実施された。同センターの昨年2~3月の調査ではゼレンスキー氏を「信頼する」との回答が84・9%だったが、昨年12月は70・7%、今年1月は69%に下がっていた。