楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は27日、東京都内で記者会見を開き、傘下の楽天モバイルが屋内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」によるサービスの提供を同日始めたと明らかにした。先行するNTTドコモとKDDI、ソフトバンクに対抗し、契約回線数の拡大につなげたい考えだ。
まずは関東から提供を開始し、全国へ順次拡大していく計画。三木谷氏は会見で「プラチナバンドはわれわれが熱望していたものだ」と期待感を示した。今月16日には契約数が700万回線に達しており、三木谷氏は「千万回線までさらにスピードを上げていきたい」と意気込みを語った。