【台北共同】台湾経済部(経済産業省)投資審議会は27日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)による熊本県の第2工場向けの投資52億6200万ドル(約8440億円)を許可した。台湾では外国投資に政府の承認が必要で、その手続きの一環。
TSMC子会社JASMへの増資となり、台湾メディアによると、第2工場向けでは初めて。経済部は「現地のサプライチェーン(供給網)の業者との協力深化や高水準の人材確保」により、台湾の半導体産業の競争力向上につながると説明している。
第2工場は、2月に開所した第1工場の隣接地で年内に着工し、2027年中の稼働開始を目指している。