【ジュネーブ共同】国連欧州経済委員会は27日、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違い事故の防止に向けた新たな規制の導入に合意したと発表した。AT(オートマチック)の乗用車を対象に、急発進を抑制する機能や運転手が目視できる警報などの装備を義務付ける。来年6月に発効し、国際的な基準となる。
新たな規制の要件は、障害物の1~1・5メートル手前に止めた位置からアクセルを完全に踏み込んでも、障害物にぶつからないか、ぶつかった際に時速8キロ未満となっていることなど。
日本では高齢の運転手がほかの世代に比べ、アクセルとブレーキのペダルを踏み間違える事故を起こす確率が8倍以上とされる。