富山県立山町は28日、町職員が災害時にマイナンバーカードを使い、避難所となっている小中学校7校の体育館を解錠できる取り組みを始め、運用の様子を報道公開した。町によると、同様の取り組みは全国でも珍しいという。
町内の小学校体育館の入り口横に備え付けられた端末に町職員が自身のカードをかざすと、自動ドアが解錠された。町は、ウェブ上で町の施設を予約しマイナンバーカードで解錠するシステムを用い、職員約170人が災害時に活用できる準備を進めていた。
停電の際も、システムや施設に配備されている非常用電源が利用できれば、解錠できるとしている。