人事院は28日、非常勤の国家公務員(期間業務職員)について、公募を経ずに継続採用できる期間の制限を撤廃したと発表した。これまで最大3年ごとに、面接などの公募選考を受け直す必要があったが、勤務実績などを踏まえ、選考なしで更新できるようにする。不安定雇用の解消や、人材確保につなげる。自治体の非正規職員の採用でも、見直しが進む可能性がある。
期間業務職員の任期は原則1年。人事院は2010年8月、選考なしで採用を更新できるのは連続2回までとする努力義務を各省庁に通知していた。28日付で通知を改正し、上限を撤廃した。