【ワシントン共同】米メディアは28日、2021年の議会襲撃事件で起訴されたトランプ前大統領に刑事責任の免責特権が適用されるかどうかについて、連邦最高裁が7月1日に判決を言い渡す見通しになったと報じた。11月の大統領選で返り咲きを狙うトランプ氏の選挙戦や、起訴された他の刑事事件の法廷闘争にも影響を与えるため、大きく注目されている。
トランプ氏は大統領在任中の行動は刑事責任を免れると主張。4月の口頭弁論では最高裁判事の間で全面的な適用に懐疑的な見方が出た。
トランプ氏は20年大統領選の敗北を覆すことを企て、警察官1人を含む5人が死亡した議会襲撃事件を誘発したとして起訴された。