SDGs「順調」は17% 国連総長「落第点」と危機感

06/29 07:41

 記者会見する国連のグテレス事務総長=28日、ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連は28日、2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」の進捗状況を公表した。135項目のうち「達成、もしくは順調」と評価されたのは17%にとどまり、グテレス事務総長は「落第点だ」と危機感をあらわにした。

 評価方法が一部変更し、単純比較はできないが、昨年も138項目のうち「順調」と評価されたのは15%だった。

 米ニューヨークの国連本部で記者会見したグテレス氏は、世界は「平和の確保、気候変動への対抗、国際金融の強化に失敗」していると指摘。「貧困を終わらせ、地球を守り、誰一人取り残さないという約束を決して手放してはならない」と述べた。

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