【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は29日、金正恩党総書記への親近感を演出した歌謡曲「親しいオボイ(父)」が「世界的に大反響を呼んでいる」と伝えた。海外の動画共有サイトの視聴者が「1100万人に達した」と紹介。インターネットを利用できない国内の住民向けメディアが動画共有サイトに言及するのは異例。
同紙は、SNSを指す「社会交際網」にも触れ、歌を称賛するコメントが多数投稿されていると説明。音楽は「現代的な武力や経済指標より大きな力を体感させる」とし、国威が海外で高まっているとアピールした。
この歌は、金氏を敬称なしで「金正恩」と呼ぶ歌詞や軽快なテンポの曲調が特徴。