11~12月に任期満了を迎える栃木県知事選と宇都宮市長選は、いずれも現職6選の是非が焦点となる。県、市両選挙管理委員会は日程を決めていないものの、過去5回は11月に同日投開票。今回もダブル選挙の公算が大きい。知事と県庁所在地市長が共に5連勝し6選を目指すのは、全国でも異例だ。
「他の都道府県と違い、20年間安定し発展してきた」。29日、JR宇都宮駅近くのホールで開かれた福田富一知事(71)の後援会の政治資金パーティー。佐藤栄一市長(62)がこうたたえると、福田氏も「栃木の発展に身命を賭し力を尽くしたい」と応じた。秋に見込まれるダブル選へ共同歩調をアピールした形だ。