東京のベンチャー「スタディスト」が、商品の詰め方や機械の使い方など作業を撮影するだけで、マニュアル動画を作成するソフトを開発した。さらに人工知能(AI)を使って、動画から字幕を自動作成する新機能も導入。作業内容を説明する音声は、字幕で20カ国語に変換できる。外国人労働者向けの動画マニュアルへの活用を見込む。
「ささみは中に丸めて、隙間が空かないように詰めます」。6月、食肉卸業を展開するSCミート(千葉市)の埼玉県上尾市の店舗で実施した新機能の実証実験。熟練社員が商品のパック方法を説明する様子を30分ほど撮ると、約15分でマニュアル動画が完成した。