【ブリュッセル共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援に反対するハンガリーが7月1日から半年間、欧州連合(EU)の議長国を務める。ロシア寄りとされるオルバン首相は27加盟国による全会一致が求められる局面で拒否権を盾にEUの決定を度々、妨害してきた。ウクライナ支援の行方に暗雲が垂れこめている。
ブリュッセルで18日に記者会見したハンガリーのEU代表部大使は「誠実な仲介者となる」と強調したが、ウクライナ支援への対応を問われると「今後協議する」と述べるにとどまり、態度を明らかにしなかった。
ハンガリーに対する他のEU加盟国の不満は大きい。