ロシアの排他的経済水域(EEZ)内で、3年ぶりに実施されるサケ・マス漁の試験操業に向け、富山県の漁船1隻が1日、北海道根室市の花咲港を出発した。ウクライナ侵攻を受け、2022年以降操業実績がなかった。
1日午後0時20分ごろ、富山県鮭鱒漁協所属の「第68善龍丸」(199トン)が出港。択捉島東方の海域で漁をした後、7月21日に戻る予定。平山大輔船長(44)=根室市=は「3年ぶりの出漁。十分に取れるよう頑張る」と話した。
日ロの政府間交渉で、今年の漁獲割当量はベニザケやカラフトマスなど計125トンで、日本側が支払う入漁料は2500万円に決定した。