【サンパウロ共同】ペルーのフジモリ元大統領の長女で、過去2回の大統領選で不正に資金を集めたとして、資金洗浄などの罪に問われたケイコ・フジモリ被告の審理が1日、首都リマの裁判所で始まった。求刑は禁錮30年10月。
ロイター通信によると、検察側と弁護側の証人が計約2千人に上り、審理は1年以上かかる見通し。次期総選挙が想定される2026年まで続く可能性がある。ケイコ被告は政党フエルサ・ポプラルの党首で、審理は選挙に影響を及ぼしそうだ。
ケイコ被告は11年と16年の大統領選に出馬し惜敗した。両選挙でブラジルの大手建設会社などから不正な選挙資金を受け取り資金洗浄した疑惑が浮上。検察が起訴した。